サンディ・ライアン vs テリー・ハーパー、ダルトン・スミス、ディエゴ・パチェコらの試合を発表 | ボクシング
3月と4月のビッグマッチが告知された。女子ボクシング王座戦や、ディエゴ・パチェコら期待のファイターの登場が発表された。
Matchroom Boxingが3月と4月に予定されるイベントの概要を発表した。これらのイベントはDAZNから全世界に向けて独占生中継される予定だ。 Matchroom社は、日本時間3月24日(日)に英国・シェフィールドのユーティリタ・アリーナでビッグイベントを開催する。最近の奮闘が印象的なスーパーライト級のコンテンダー、ダルトン・スミス(15勝0敗、11KO)が、米国出身で3度の世界タイトル挑戦経験を持つホセ・セペダ(37勝4敗、28KO)と拳を交える。 スミスは前戦で、シェフィールドでリヴァプール出身のサム・マクスウェルと対戦。第7ラウンドに強烈な一撃でKOし、スーパーライト級コモンウェルス王座を獲得。自身の保持する英国王座に加えタイトルを1つ増やし、将来の世界チャンピオンとしての期待をさらに高めた。 対する米・カリフォルニア出身のセペダはスーパーライト級の世界タイトルに2度挑戦した経験を持つ。2019年にはWBC王座戦でホセ・カルロス・ラミレスに判定で敗れ、2022年11月にはレジス・プログレイスと同王座を懸けて戦い11ラウンドTKO負けを喫している。英国では1度だけ試合経験がある。マンチェスター出身のテリー・フラナガンとWBOライト級世界王座を争ったものの、肩を脱臼する不運に見舞われた。 同日のカードには、英・ダービー出身のWBO女子ウェルター級世界チャンピオン、サンディ・ライアン(6勝1敗1分2KO)が、同じく英・デナビー・メイン出身の2階級世界王者、テリー・ハーパー(14勝1敗2分6KO)を挑戦者に迎えタイトルを防衛する。 WBO女子ウェルター級王者のライアンは、昨年9月にオーランドで行われたWBC・WBA世界王者ジェシカ・マッキャスキルとの王座統一戦を戦った。スプリットドローとなった判定が物議を醸したこの試合から立ち直ろうとしている。試合後、キャリア史上最高の勝利を掴んだと確信していたライアンは、落胆の色を隠せなかった。同様に、昨年10月のセシリア・ブレークフスとのドロー決着に失望を抱いたハーパーも、スーパーフェザー級とスーパーウェルター級での成功を受け、3階級王座の栄誉を勝ち取るチャンスを見据えている。 日本時間4月7日(日)、米国の期待の星2人が輝きを放つ。ラスベガスのフォンテーヌブローで開催されるイベントで、ニューヨーク出身のライト級ファイター、リチャードソン・ヒッチンズ(17勝0敗、7KO)が昨年9月のホセ・サペダ戦の判定勝利を経て、今回アルゼンチンのグスタボ・ダニエル・レモス(29勝0敗、19KO)に立ち向かう。破壊力抜群のスーパーミドル級怪物ファイター、ディエゴ・パチェコ(20勝0敗、17KO)は、コロラド州出身で無敗のショーン・マッキャルマン(15勝0敗7KO)と対戦する。パチェコの9連続KO勝利をさらに伸ばすことができるか、注目が集まる。 日本時間4月14日(日)、英・マンチェスターのAOアリーナではスーパーフェザー級の強豪、ジョーダン・ギル(28勝2敗1分、9KO)とゼルファ・バレット(30勝2敗、16KO)が地元対決で火花を散らす。サポートカードでは女子世界王座戦が予定されている。英・ウォーリントン出身のリアノン・ディクソン(9戦全勝1KO)がアルゼンチンのカレン・エリザベス・カラバハル(21勝1敗3KO)と空位のWBOスーパーライト級王座を巡って対戦する。また英・ハイド出身のキャンベル・ハットン(14勝0敗、5KO)がBBBofCセントラル・エリア・スーパーライト級のタイトルを懸けジェームズ・フリント(13勝1敗2分3KO)と対戦。また、英・サンダーランド出身のスーパーウェルター級ファイター、パット・マコーマック(5勝0敗、4KO)が2024年の初戦を戦う。 英・チャタリス出身のギルは、フェザー級で元欧州王者とコモンウェルス王者の経験がある。前戦ではSSEアリーナ・ベルファストでアイルランドの英雄マイケル・コンランを第7ラウンドで仕留めており、試合後のインタビューでは世界王座への挑戦を公言していた。その夢の舞台を前に立ちはだかるのはマンチェスター出身の元世界タイトル挑戦者で、「ブラウン・フラッシュ」の二つ名を持つバレットだ。2022年にはシャフカッツ・ラヒモフ相手にIBFタイトルを争い敗退したが、30歳にして自らに新たな世界タイトル獲得のチャンスを見出している。 リバプール出身のスーパーバンタム級ファイター、ピーター・マクグレイル(8勝1敗5KO)は、日本時間4月28日(日)にリバプールのエキシビション・センターで行われるイベント『NXTGEN』のメインを戦う。米・デトロイト出身のジャリコ・オクィン(17勝1敗1分9KO)と再戦し、名誉挽回の機会を得る。先月米・アリゾナで行われたジェシー"バム"ロドリゲス vs サニー・エドワーズのアンダーカードで両者は対戦。オクィンが第5ラウンドに強烈な右ストレートで勝負を決めるまでは、マクグレイルがポイントで大幅リードしていた。 さらに追加予定のアンダーカードについては、今後追って公開される。
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