桑木志帆 プロ4年目で涙のツアー初優勝「去年の忘れ物を取りに来られた」PO敗戦の舞台で雪辱
◇女子ゴルフツアー 資生堂レディース最終日(2024年6月30日 神奈川県 戸塚CC西C=6697ヤード、パー72) 1打差の2位から出た桑木志帆(21=大和ハウス工業)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算11アンダーで念願のツアー初優勝を手にした。昨年プレーオフの末に敗れて涙を流した舞台で雪辱を果たす勝利にもなった。 18番でウイニングパットを沈めると、満面の笑みで両手を突き上げた。時間とともに実感が湧き、涙をこらえきれなかった。「去年の忘れ物を取りに来られて本当に良かったと思います。素直にうれしいです」と実感がこもった。 昨年は3度の2位。勝利には一歩届かなかったけれど、そのたびに精神的に強くなった。今季からコーチ、トレーナーと契約を結び、定期的なトレーニングで飛距離も伸びたという。オフには米ロサンゼルスでの合宿も行った。「メンタル面も技術面もかなり成長したなと思いました」と胸を張る。 21歳は次の目標を問われると「2勝目です」と力強く言った。