宮沢りえ、主演舞台「オーランド」で時代も性別も飛び越える主人公熱演「もがきながら稽古を重ねてきた」
女優、宮沢りえ(51)が4日、東京・渋谷のPARCO劇場で主演舞台「オーランド」(東京公演は同所で5~28日)のプレスコールを共演のウエンツ瑛士(38)らと行った。 青年貴族・オーランドが女性へと変貌し、16~20世紀の激動の時代を生き抜く物語。主人公を演じる宮沢は「台本をいただいたとき、今までにない感覚があって、どんな舞台になるのか不安でいっぱいでした。もがきながら稽古を重ねてきました」と述懐。埼玉公演を終えて「本当に温かい拍手をいただいたとき、作品を創ることの喜びと興奮を浴びた感覚でした」とかみしめ、東京公演に向けて「1ステージ1ステージを大切に、皆さんと『オーランド』を体験していけたら」と意気込んだ。 また、主人公が各時代で出会う人物を務めるウエンツは「振り返れば1カ月前この迷路のような台本と格闘していたと思うと、人生で最も濃い1カ月だったんじゃないかと思います」と充実の表情。「今はやっと1つの扉が開いただけ、ここからもっともっと『存在』を強めていきたいです」と力を込めた。