水島臨海鉄道でJR久留里線から移籍した「キハ」に再会
キハ37新製時の「赤11号」に塗り直された「103」、キハ30の「98」と「100」、そしてクラウドファンディングを活用してイベントで走行できるまでによみがえった元国鉄の「キハ205」。(キハ38の「104」は車庫の中にいたのか姿が見えなかった)。中でもキハ30の2両は、ドアが車両の外側につり下げられた独特のスタイル。久留里線時代の最後の数年は「国鉄一般色」と呼ばれる赤とクリームの塗り分けが復元されたため、何度か撮りに出かけた。水島でも色がそのままなのはうれしかった。 朝の2往復目を終え、車両基地に戻るキハ37を三菱自工前~倉敷貨物ターミナル間の線路端で撮影した。何の変哲もない構図ながら、抜けるような青空にブルーの車体がマッチして、シャッターを押しながらささやかな達成感を味わった。 ☆共同通信・藤戸浩一 夕方のキハ3往復も撮影しようと考え、三菱自工前の一つ手前の水島駅ホームでパチリ。駅を出て近くの港でぼんやり海を見ていたら、水島から分岐して東水島に向かう貨物線をディーゼル機関車けん引のコンテナ列車が通過した。貨物の時刻を把握しておらず、もう少し水島駅のホームにいたら撮影できたのに、と悔やんでも後の祭りだった。