亀田和毅 急な相手変更で「負けたら引退」明言せず 「やってきたこと出せば次につながる」
「ボクシング・フェザー級10回戦」(31日、名古屋国際会議場イベントホール) 前日計量と記者会見が30日、名古屋市内で行われ、IBF6位の亀田和毅(TMK)は57・1キロ、対戦相手のWBCユースシルバースーパーバンタム級王者ケビン・ビジャヌエバ(メキシコ)も57・1キロで、ともにパスした。 【写真】計量クリアでビジャヌエバとにらみ合う亀田和毅 余裕の表情 和毅は当初、昨年惜敗したIBF2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)と、自身の引退をかけて戦うはずだったが、今月15日にドラミニの欠場が発表され、ビジャヌエバに変更された。 相手の変更について「すごい悔しい。ドラミニにリベンジする気持ちでやってきたんで」と言いつつも、これまでも対戦相手の急な変更は何度も経験したとして「全然大丈夫。今までやってきたことをリングの上で出せば、次につながるんじゃないですかね」と受け止めた。現在は父・史郎氏をトレーナーに迎えており、「4カ月しっかりオヤジとできたんで、明日はオヤジのスタイルで臨みたい」と意気込んだ。 「負けたら引退」がどうなったのか聞かれると、「それを聞きたいんでしょ?負けたらとか。じゃあ、勝ったらどうするんですか?」とはぐらかし、記者が「勝ったら先が開けるんでしょう?」と返すと「以上」とだけ述べ、はっきりと答えることはなかった。「オヤジのスタイル」について聞かれても「言うたところでどうも始まらないし、明日見てください」と、こちらもはっきりとは答えなかった。