『リビングの松永さん』“松永”中島健人が見事な告白! “健太郎”向井康二の“恋愛モード”も
美己(髙橋ひかる)と松永(中島健人)による「大人と未成年」の恋愛の完璧な着地点
もう傷つきたくないからこそ、あと一歩が踏み出せない自分を「なーんか私だけ枯れてるなぁ」と卑下する朝子に、「その呪い、試しに俺が解いてみようか?」とサラッと甘い言葉をかける健太郎。そのやりとりの中にも漂う大人な余裕ある優しさは、演じる向井康二が纏う空気感であることを中島健人が指摘している。 「康二が智花ちゃんに対して、一日中、本当にジェントルな空気感を出していたのに感動した。芝居もめちゃくちゃ良かった」 中島健人も太鼓判を押す、向井のジェントルな雰囲気を纏った“恋愛モードの健太郎”が今後の展開で朝子のハートを掴めるのかも大きな見どころになっていくに違いない。 一方、美己と松永の恋も今回大きく前進した。「俺、ミーコのことが好きだ」「私も松永さんが好き」と互いの思いを言葉にした2人。注目すべきは、松永の保護者としての立場をわきまえた行動だろう。 第10話のタイトルが「恋心の結末!呪いを解くキス」にもかかわらず、松永の振る舞いは、キスはしなくても伝わる思いもあることを伝えているかのようだった。もちろん、朝子と健太郎の大人のキスは素晴らしい展開なのだが、美己と松永の年齢差を考えると「大人と未成年」の恋愛の完璧な着地点だったように思う。 それぞれのカップルには、自分たちのペースで幸せになってほしい。本来恋愛とは、他者と比べるものではない。たとえ歳の離れた相手だとしても、自由に誰かを好きになって、相手と真っ直ぐ向き合うことの大切さを美己と松永は教えてくれる。来週の予告では「衝撃の展開」が仄めかされていたが、どうかこの幸せに波風が立つことなく、最終話まで走り抜けてほしいところだ。
すなくじら