ピクサー新作『インサイド・ヘッド2』が北米で今年No.1のヒットスタートを記録
ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』が北米における公開週末の興行収入で1億5500万ドル(約245億円)を売り上げて1位となり、アニメーション映画としては歴代2位のオープニング興行収入を達成した。歴代1位は2018年の『インクレディブル・ファミリー』の1億8200万ドル。 「インサイド・ヘッド2」画像・動画ギャラリー Comscoreが伝えるところによると、『インサイド・ヘッド2』は北米における2024年のオープニング興行収入としても最大となり、また『バービー』以来、公開後数日で1億ドルを突破した最初の作品となった。北米外の売り上げは1億4000万ドル、全世界の合計は2億9500万ドルに達しており、これはアニメーション映画のオープニング興行収入として歴代1位となる。 新型コロナウイルスのパンデミック以来苦戦を強いられてきたピクサーにとって、この数字は大きな成功といえるだろう。パンデミックによりディズニーとピクサーは、北米で『2分の1の魔法』を劇場公開のわずか2週間後にデジタル版でリリースすることになり、また『ソウルフル・ワールド』、『あの夏のルカ』、『私ときどきレッサーパンダ』はDisney+のみでのリリースとなった。 それ以来、初めて劇場公開されたピクサー作品は2022年の『バズ・ライトイヤー』だったが、同作の全世界興行収入は2億2600万ドルにとどまっている。2023年の『マイ・エレメント』は全世界で累計5億ドルを売り上げ、オリジナルアニメーション映画としては、2017年の『リメンバー・ミー』以降で最大のヒットとなった。 今後は、2025年に『星つなぎのエリオ』、2026年に「トイ・ストーリー」第5作がリリースされることになっている。さらに先の予定について、ピクサーの社長を務めるジム・モリスは、2年ごとに3本の映画を製作し、『インクレディブル・ファミリー』や『ファインディング・ニモ』のような既存のフランチャイズにいっそう重点を置く計画だと語っていた。 『インサイド・ヘッド2』がピクサーにとって新たな成功の始まりとなり、5月の行われたレイオフのような事態が再び起こらなくなることを祈りたい。 IGN USによる『インサイド・ヘッド2』のレビュー(英語記事)では、「混沌とした新キャストが明確な目的を果たす一方で、『インサイド・ヘッド2』は意味よりもメタファーの多い作品となっている」と評している。 北米2位は3300万ドルを売り上げた『バッドボーイズ RIDE OR DIE』。公開週末の成績からは42%の下落となったが、北米では1億ドルを突破し、全世界での総額は2億1460万ドルに達している。3位は520万ドルで『猿の惑星/キングダム』、4位は500万ドルで『ねこのガーフィールド』、5位は360万ドルで『ザ・ウォッチャーズ』となった。 『インサイド・ヘッド2』は2024年8月1日(木)より日本公開。
Adam Bankhurst
【関連記事】
- GIGABYTEのグラフィックボード「GeForce RTX 4060 Ti WINDFORCE OC 8G」の3250円オフクーポンがAmazonにて配布中
- 充電ドックを同梱した8BitDoのワイヤレスコントローラー「Ultimate Controller with Charging Dock」がAmazonにて10%オフで販売中
- 『インサイド・ヘッド2』の特報映像が解禁 思春期の感情と従来の感情が対立する場面も
- ピクサー新作『インサイド・ヘッド2』の新たな予告編が公開 思春期を迎えた主人公の頭に「羨望」、「退屈」、「恥じらい」の感情が登場
- ピクサーが今年中にさらなる人員削減を行うとの報道 Disney+の黒字化苦戦を受け