池田(七尾出身、金沢学院大OB)世界相撲無差別級V 三輪(穴水出身)軽重量級3位
●日本団体制す 世界相撲選手権が8日、ポーランド・クロトシンで行われ、男子の個人無差別級で七尾市出身、金沢学院大OBの池田俊(22)=ソディック=が初優勝、同軽重量級(115キロ未満)で穴水町出身の三輪隼斗(29)=同=が3位に入った。両選手がメンバーに入った3人制の団体も優勝を果たした。 世界選手権で石川県勢が優勝したのは2016年に三輪が中量級を制して以来となる。14、15年には金沢市出身、金沢学院大OBの中村友哉(現・炎鵬)も軽量級で連覇した。 池田は昨年のアマ横綱で、金沢学院大を今春卒業し、初挑戦の世界選手権を制した。通算7度目の国際大会出場となった三輪は16年の中量級世界王者に輝いたほか、昨年10月にサウジアラビアで開催された格闘技国際大会の相撲競技でも優勝している。 男子団体は先鋒を竹内宏晟=三重=、中堅を池田、大将を三輪が務め、勝ち抜いた。 ●阿部ジュニア女子重量級(金沢学院大附高)優勝 7日には世界相撲ジュニア選手権もクロトシンで行われ、女子重量級(75キロ以上)で金沢学院大附属高1年の阿部ななが金メダルを獲得した。 阿部は国際大会初優勝。新潟県出身で、新発田市紫雲寺中3年時に出場した昨年10月の世界ジュニア選手権重量級で獲得した銀メダルを超える成績を上げた。 ジュニア選手権には日本から男女各4階級に計8人が出場し、全員が世界一に輝いた。団体戦は男女ともに日本が全勝で制し、阿部は女子の先鋒を務めた。