やはり運転手不足は深刻 新規求人数、14カ月ぶり増に転じる 運輸・郵便業は14.4%増える 4月・鹿児島労働局
鹿児島労働局は31日、4月の県内有効求人倍率(季節調整値)が前月比0.01ポイント増の1.21倍だったと発表した。有効求人数(同)も前月比1%増の4万1220人で、いずれも2カ月ぶりに増加した。 止まらない路線バス減便…南国交通、3月平日に急きょ特別ダイヤ 慢性的な運転手不足に退職、病気療養重なる 鹿児島市内1日あたり78便減
労働局は「求人が求職を上回っているが、改善の動きにやや弱さがみられる」と指摘した。有効求職者数(同)は前月比0.3%減の3万4024人で、2カ月連続で減少した。 新規求職申込件数(原数値)は前年同月比1.6%減で、4カ月連続で減少。新規求人数(同)は、同6%増の1万4765人と14カ月ぶりに増加に転じ、産業別では製造業が同5%減少、運輸・郵便業は同14.4%増加した。 同局は「労働者の高年齢化に加え昨年から続く人手不足で、バスやタクシー運転手の求人が増えた」と話した。
南日本新聞 | 鹿児島