中日先発の松葉（撮影・山口登）

　「中日２－６阪神」（１４日、バンテリンドーム） 　中日が延長戦の末に敗れ、同一カード３連勝を逃した。延長十回に登板した橋本＆岩嵜が誤算で一挙５失点。守護神のＲ・マルティネスがベンチ外となっていたことも響いた。 【写真】ヒザに手をついてぼう然　原口に打たれて肩を落とす橋本 　１－１のまま延長戦に突入し、迎えた十回。橋本が先頭の前川に安打を浴び、続く梅野のバントを二塁へ悪送球。タイミングはアウトだったが送球がそれ、ピンチを拡大した。続く小幡の送りバントは阻止したが、代打・原口に粘られた末、浮いた変化球を左前に運ばれてしまった。さらに代わった岩嵜が植田に走者一掃の３点三塁打を浴び、佐藤輝にも右翼フェンス直撃の適時二塁打を浴び、一挙５失点の大炎上だ。 　この日は連投中だったＲ・マルティネスがベンチ外。継投の選択肢が狭まっていた中、ブルペン陣は懸命にバトンをつないだ。先発の松葉も三回、西勇にタイムリーを浴びて１点を先制されるも、続く近本を二ゴロ併殺打に仕留めて最少失点で切り抜けた。すると松葉も五回の打席で西勇からタイムリーを放ってリベンジに成功していた。 　それだけに打線の援護がほしい状況だったが…。延長十回裏に高橋周の適時二塁打などで反撃するも及ばなかった。