【プレイバック’03】「引っ込み思案だったのに…」新人キャスター・小林麻央が語った〝姉の影響〟
10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたび振り返る【プレイバック・フライデー】。今回は20年前の’03年11月21日号掲載の「新お天気キャスター〝土曜朝の顔〟は上智大3年生」をお届けする。’17年に34歳という若さで亡くなった小林麻央さんの『めざましどようび』(フジテレビ系)デビュー当時の記事だ。以下に振り返る。 【画像】キレイすぎる……学生キャスター時代の小林麻央 ◆【セリフが飛んで頭が真っ白に…。新人キャスターは奮闘中】 傘を片手に爽やかに微笑むこの女性。 いま、人気上昇中のお天気キャスター・小林麻央クン(21)だ。彼女は上智大学文学部で心理学を専攻する3年生。10月4日からスタートした 『めざましどようび』(フジテレビ系)に抜擢され、毎週土曜の早朝に”奮闘中”なのだ。 「まだ全然、慣れないんです。何度も練習した台詞が本番中に飛んで頭が真っ白で、台本を見る余裕がなくなったこともありました(苦笑)」 彼女がお天気キャスターに大抜擢されたきっかけは昨年『恋のから騒ぎ』(日本テレビ系) に出演したことだった。また、姉の小林麻耶(24)も同番組の卒業生。「歴代人気No.1」だった姉は今年4月、アナウンサーとして”鳴り物入り”でTBSに入社した。 「姉とは親友みたいな感じで、色々悩みを相談しています。『恋から』に出演したのも姉の影響ですね。今は出演した番組の録画を一緒にチェックして、目が動きすぎとか、間が悪いとか、 ズバッとアドバイスしあってます。『恋から』に出演したのは私の中では大きくて、それまで引っ込み思案だったのが、変わりました。今のお仕事につながったのも、あの番組のおかげですね」 爽やかすぎるのが原因で“説教部屋”に呼ばれたこともある彼女。これからも、その爽やかスマイルで元気を振りまいてくれるに違いない。 当時はまだ学生だった麻央さん。卒業後はセント・フォースに所属し、デビュー当初はドラマなどへの出演もあったが、フリーアナとして活動することとなる。最初は「小林麻耶の妹」のイメージのほうが強かった彼女だが、’06年に『news zero』のキャスターに抜擢されたあたりから、この取材当時も見せていた爽やかさと清楚なイメージが知れ渡るようになった。 ’10年1月に市川海老蔵(現・團十郎)と結婚、’11年に長女を、’13年に長男を出産する。しかし、幸せな家庭生活は長くは続かなかった。’16年6月に乳がんで闘病中であることを公表したのだ。それでも彼女は闘病の様子を自身のブログで綴り、自身の病状を積極的に発信し続ける。ブログは死の2日前の’17年6月20日まで、実に352回更新されて多くの人々の胸を打った。最後は夫の海老蔵と2人の子供、姉の麻耶、両親に看取られて静かに息を引き取ったという。 短すぎる生涯を駆け抜けた麻央さんが、夢と希望に胸をふくらませていた頃の貴重な姿だ。
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