小野花梨、志尊淳を“ソンジュン”呼び「めちゃくちゃ僕のことをいじって来る」 ファンにアピール「温かい方です」
俳優の杉咲花(26)、志尊淳(28)、小野花梨(25)が3月1日、都内で行われた映画『52ヘルツのクジラたち』の初日舞台あいさつに登壇した。 【動画】志尊淳の“ソンジュン”呼びに会場爆笑!?イベントでファンへ弁解した小野花梨 志尊は「(自身が演じた岡田)安吾という役柄は、常に誰かに寄り添って見守る役だったので、花ちゃんと花梨ちゃんが葛藤している時に、いつでも手を差し伸べられる人でありたいと思っていました。2人を見つめることしかできなかったのですが、ちゃんとコミュニケーションを取れたと思います」と撮影を振り返った。 そして、初共演となる小野について「女優さんとしてすばらしい方だなというのは、見ていて知っていました。最初、礼儀正しくかったのですが、めちゃくちゃ僕のことをいじって来るなと」とふくれっ面。小野が「こんな志尊淳っていう看板があるところで言う?」と焦る小野をなだめ、「『ソンジュンじゃないっすか?』って」といじられていることを明かした。 小野は「裏で“ソンジュン”って呼んでいるんです。志尊さんの前では、志尊さんと呼んでいるんです。ある日、間違えて“ソンさん”って呼んでしまって『裏でソンジュンって呼んでいるんですよって』って。『いいよ』って快く(承諾してくれて)温かい方です」と観客にアピールした。 志尊は「媚び売るなよ」とツッコみつつ、「劇中でも太陽みたいですが、裏でもそうで。彼女自身、葛藤している部分があるのに皆に話しかけて、笑っていてくれましたね」と撮影現場での小野への感謝を伝えた。 本作は、「2021年本屋大賞」を受賞した、町田そのこの同名小説(中央公論新社)が原作。ほかのクジラが聞き取れない高い周波数(52ヘルツ)で鳴くため、たくさんの仲間がいるはずなのに、何も届かない、何も届けられない孤独を表している。 自分の人生を家族に搾取されてきた三島貴瑚(杉咲)は、ある痛みを抱えて海辺の街に越してきた。そこで母親から「ムシ」と呼ばれる、声を発することのできない少年と出会う。愛を欲し、誰にも届かない声で泣く孤独な魂たちの出会いが生む、切なる愛の物語。 イベントには、宮沢氷魚(29)、桑名桃季(10)、成島出監督も出席した。