【陸上】今季2レースを終えた坂井隆一郎 100mパリ五輪代表入りに向け「9秒台は必須と思っている」
ナイキは5月23日、東京都内で”ペガサス”シリーズ最新作「ナイキ ペガサス 41」のイベントを開き、2023年ブダペスト世界選手権代表の坂井隆一郎(大阪ガス)がトークセッションに臨んだ。 鈴木亜由子が現役続行を表明! スピード強化から 「まだやれるという気持ちがあるから走っている」 4月上旬に腸腰筋の炎症で出遅れていた坂井は、5月12日の木南記念、19日のセイコーゴールデングランプリと2連戦。初戦の木南記念は地元・大阪で優勝を飾り、「しっかり勝ちきってシーズンインでき、ホッとした感じがしました」と振り返った。 100mと4×100mリレーでパリ五輪の代表入りすることが目標で、勝負を懸ける6月末の日本選手権まで約1ヵ月となった。スタート直後に両脚の内転筋がつったセイコーゴールデングランプリの影響もなそうで、「もっと地力を上げられるように、練習を積んでいく流れです」と語った。 「9秒台を出して、オリンピックで活躍することが大きな目標です。努力することは苦ではありません」。パリ五輪の代表入りに向けても「9秒台は必須と思っています」と冷静に分析している。 競技の魅力について問われると、「100mなので10秒くらいで終わる。その時間の中で、ドラマのある100mは魅力がある」。決戦の日本選手権、坂井はどんな“ドラマ”を見せてくれるだろうか。
月陸編集部