青森にカレー店「サウザンドカリー」 キッチンカーから常設店営業へ
カレー店「サウザンドカリー」(青森市中佃)が11月29日、「青森県民生協つくだ店」近くにオープンした。(青森経済新聞) 【写真】「トマトとほうれん草の焼きチーズカリー」 これまで青森を拠点に、キッチンカー営業を行ってきた同店。店主の千島司さんは「お客さまが食べたい時に、食べたいメニューを温かいうちに食べてほしい」と話す。 青森出身の千島さんは、昼は東京・高円寺でカレー店で働き、夜はクラブでDJとして活動していた経歴を持つ。クラブDJ時代にイベントでカレーを提供したところ評判を呼び、2018(平成30)年、カレー販売のキッチンカーを出店。コロナ禍を機に2021年、青森に帰郷し、2022年2月から青森でもキッチンカー営業を行っていた。 同店のカレーは、ココナッツミルクとハーブを調合して作るタイ風グリーンカレーと、スパイスをたっぷり使ったインド風カレーを組み合わせた「ハイブリッドカレー」が特徴。「修業した東京のカレー店の味を参考にしている。エスニックだが、現地の味というよりは、日本人向けに食べやすくアレンジしている」と千島さん。 店舗面積は約18坪。席数は、カウンター席7席、テーブル席6席。店内は落ち着いてカレーを食べてもらえるようシンプルな内装にしたという。このほか、誰もが気軽にDJの世界観に触れられるようDJブースを設置。千島さんは「DJの活動を通じてたくさんの人と出会ったからこの店を開くことができた。DJやクラブ業界に恩返しがしたい。興味がある人がいれば触ってもらいたい」と話す。 メニューは2種類と日替わりのみだったキッチンカー営業時代から大幅に増やし、「トマトとバジルソースのイタリアンチキンカリー」(1,100円)、「海老と玉子のえびたまカリー」(1,200円)、「トマトとほうれん草の焼きチーズカリー」(1,100円)」など10種類のカレー(以上、サラダ付き)と、季節メニューを用意する。トッピングによるカスタムにも対応する。 千島さんは「今後はテイクアウト販売やアルコール販売も行う予定。イベントも企画していきたい」と意欲を見せる。「東京時代は酒を飲んだ後にぴったりだという声を多くいただいた。締めの一品に選んでもらえたら」とも。 営業時間は、11時~15時、17時30分~21時。火曜・水曜定休。
みんなの経済新聞ネットワーク