85歳のコッポラ監督、現場での“セクハラ行為”否定 キスは認めるも「ばかばかしい。ある種の汚点探しだ」
『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』などで知られる巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督(85)が、新作映画『メガロポリス』の撮影中、女性にキスはしたもののプロ失格の行動したことについて改めて断固否定した。 【写真】コッポラ監督の“ファミリー” 在りし日のエレノア夫人、娘のソフィア・コッポラ監督 1億2000万ドル(約173.8億円)を自ら出資し新作を完成させたコッポラは、今年5月にナイトクラブのシーンの撮影中に女性を自分の膝の上に座らせ、トップレスや透けた服のエキストラの女性にキスをしようとしたとして非難されていた。 今回、ローリング・ストーン誌の取材に応じたコッポラは、当初ガーディアン紙に掲載された報道について「事実無根」とした。「問題の真相はこうだ。彼らはある種の汚点を探している。ニューイヤーのシーンに関してだが、私は若い女性たちの頬にキスをした。彼女らは私が知る若い女性たちだ」 「本当にばかばかしいね。あの記事のタイミングを見てほしい。カンヌ国際映画祭であの映画のプレミアをしようとした矢先だ。彼らは映画にダメージを与えようとしている」 そして、ハリウッドのルールに従わない自分の映画を誰かが壊したいを思っていると続けた。「ハリウッドには『自分たちのルールに従えば、君が成功する可能性は高くなる』という風潮がある。フランシスはどうだろう?奴は君らのルールになんか従わない。『まあ奴に何が起こるか見るんだ、失敗をする』ってね」「私はここで異質なことをしようとしている。映画とは変化だ。つまり孫たちが作る映画は私たちが今見るものとは似ても似つかないだろう」 ちなみに新作で第1助監督と製作総指揮を務めたダレン・デメートルは、この疑惑を否定。「この作品の製作過程で、ハラスメントや不適切な行動の苦情を聞いたことはありません」とガーディアン紙に話していた。コッポラ一家と35年以上仕事をしてきたというデメートルは「セレブが集った『スタジオ54』のようなクラブシーンを2日間撮影しました。フランシスはセットを歩いて回り、シーンの気分を上げるためにキャストやエキストラに優しいハグや頬へのキスなどをしていました。クラブの雰囲気をインスパイアし設定する彼のやり方で、それは映画にとって非常に重要なことでした」と説明した。 (BANG Media International/よろず~ニュース)
よろず~ニュース