レジェンド続々登用の代表特別コーチ、新たに担うのは? 反町技術委員長が条件を説明「YouTuber志望を入れるわけにはいかない」
「指導者を目ざしているのが大前提」
日本サッカー協会の反町康治技術委員長が12月18日、東京都内で取材に応じ、ロールモデルコーチについて語った。 【PHOTO】2024年元日開催のタイ戦に挑む日本代表招集メンバーを一挙紹介! 森保ジャパンは来年1月1日にタイ代表と、アジアカップに向けた強化試合を行なう。この一戦に際しては、元日本代表の中村憲剛氏と内田篤人氏がロールモデルコーチとして、12月28日から30日まで帯同する。 森保一監督はメンバー発表会見で両氏を「代表経験、トップ・トップの選手としての経験がある」と高く評価。「代表の血の継承ということで、経験を我々コーチ陣と一緒に選手たちに伝えてもらいたい」と強い期待を込めていた。 今後もレジェンドの積極登用が考えられ、今季をもって現役を引退した小野伸二氏らが有力な候補に挙がるなか、反町技術委員長は求められる人材を次のように説明した。 「もちろん代表歴があって、世界大会を経験していることが前提。活動は最初から最後まで、例えばこの前で言うと、インドネシアでのU-17ワールドカップに参加した阿部勇樹。途中から入るとかそういうのじゃなくて、最初から解散するまで、全く同じ時間を過ごすのが大前提です」 そのうえで、注目の新コーチに関しては、「まだ引退した人がどこに行くか分かっていないので、今の段階でコメントできない」と明言を避けつつも、「1つ言うならば」と条件を付け加えた。 「指導者を目ざしているのが大事なので、YouTuberを目ざしている人を入れるわけにはいかない。ちゃんとした指導者を目ざしているのが大前提であることは間違いない。あとは日本代表としての考え方とかをしっかり持って、身を持って伝えたりだとか。それも大事なこと」 代表の血を継承する、フレッシュなコーチに期待したい。 取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)