【名古屋グランパス】ベルギー完全移籍の藤井陽也、「高い目標、意識を持ってやることが大事」 下部組織の後輩たちへエール
名古屋グランパスからベルギー1部・コルトレイクへの完全移籍が決まったDF藤井陽也(23)が20日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターを訪問し、下部組織の後輩たち総勢100人にエールを送った。1月から期限付き移籍で挑戦した海外1季目を振り返り、退路を断って迎える2季目への決意を語った。 白いシャツとジーンズに身を包んだ長身が練習場に現れると、後輩たちの視線が一気に集まった。藤井は小学校3年生から6年生、中学1年生と3年生、高校生の各チームに向けて自らの経験などからアドバイスした。
「常に高い目標、意識を持ってやることが大事」といった心の持ち方から、海外でプレーしてわかった英語学習の重要性も話した。交流を終えると「みんなと話して、僕自身もすごくいい機会になった」と笑みを浮かべた。 1月から期限付き移籍で初の海外挑戦。滑り出しこそ良かったが、蓄積した疲労などもあってけがに泣いた。「けがもあって難しいシーズンになってしまったけど、最初はある程度ベルギーでやれる感覚をつかめた。それをシーズン通してやれれば、いろんな世界が見えてくる」。悔しさとともに、海外でも通用する手応えを得た。 完全移籍で飛び込む2季目へ向けて「攻守ともにもっとチームの中心になってやっていかないといけないという強い思いがある」。海外のFWを相手にした駆け引きなどを磨き、飛躍のシーズンにする。
中日スポーツ