[山口県]県教職員2742人異動、過去20年で最小 女性管理職の割合は過去最多
山口県教育委員会は26日、4月1日付の教職員人事異動を発表した。異動総数は2742人(前年度比436人減)。異動の内訳は異動2003人(同142人減)、新規採用430人(同47人増)、退職309人(同341人減)。退職者数が大幅に減少したことから異動規模は過去20年で最小となった。 県教委によると、退職者数の減少は2023年度から定年退職の年齢を段階的に引き上げたことが主な理由で、定年退職者はいない。県教委事務局では副教育長に根ケ山耕平教職員課長、理事兼教育情報化推進室長には山本毅柳井県民局長兼柳井県税事務所長が就任する。 女性管理職は227人で、管理職全体に占める割合は23・4%(同1・2ポイント増)で過去最多。25年夏に山口県を含む中国5県を中心に開催する全国高校総体の準備などを行う4人体制の高校総体推進班を県教委学校安全・体育課内に設置する。 県立学校の校長の異動は転任、再任、新任を合わせ37人。山口高に梅田憲和県教委高校教育課長、岩国高に大田真一郎周防大島高校長、徳山高に浅原正和柳井高校長、西京高に古川幸隆美祢青嶺高校長を充てる。 県教委の繁吉健志教育長は「社会総がかりで教育力の向上に向けた取り組み強化を図るため、全県的な視野に立って適材適所の人事配置を行った」と述べた。