何だ?この生き物は…鳥取・賀露かにっこ館で「謎の大きな生き物」展示
鳥取市賀露町西の鳥取県立とっとり賀露かにっこ館で、近くの鳥取港で水揚げされた「ボウズボヤ」が展示されている。 ボウズボヤはホヤの一種。全長36~46センチ、重さ3・6~5・8キロの3体が水槽の中でじっとしている。 今月17日、漁協関係者から持ち込まれたが種類や名前がわからず、同館のスタッフがX(旧ツイッター)に「謎の大きい生き物」「これはなんでしょうか」などと投稿した。その日のうちにホヤ類を専門とする広島修道大人間環境学部の長谷川尚弘助教らから連絡があり、「ボウズボヤ」と判明した。 長谷川助教によると、ボウズボヤは日本海側では能登半島以南、水深20メートル以上で生息し、まれに漁網にかかることがあるという。 ボウズボヤの展示は、2003年の開館以来初めてといい、同館の西村雅子さんは「珍しい生き物なのでぜひ楽しんでほしい」と話した。展示期間は未定。 【画像】鳥取県立とっとり賀露かにっこ館で展示されている「謎の大きな生き物」