WRC2024 第12戦セントラルヨーロピアン・ラリー プレビュー 第2回目の3カ国開催ラリー
昨シーズンWRC史上初となるチェコ、オーストリア、ドイツの三ヵ国を走破するイベントが成功裏に開催され今年も継続されることになりました。チェコ製のシュコダは中欧の名門メーカーで30年以上WRCに優良なプロダクションカーカテゴリー車両を継続して提供しており、かつてのグループN、現在のRally2で大活躍しています。シュコダのWRCへの貢献の観点からもこのラリーがチェコの首都プラハがスタートであることに意義があります。
4月のクロアチア以降、久しぶりのターマックです。木曜日と金曜日はチェコで、土曜日はドイツとオーストリア、日曜日はドイツで行われます。ゴールはドイツの国境の街パッサウです。3カ国の路面はそれぞれ個性があり、うねりやグリップそれに森林の種類による落ち葉の状況が異なり、もし雨天の場合には更に困難な状況になるでしょう。二回目の開催なのでチームには情報の蓄積が少なくレッキとペースノートの正確さが求められます。
今年のWRCも残すところあと2戦となりました。昨年はひとつ前のチリでトヨタがダブルタイトルを確定しましたが、今年はドライバーズタイトルをヒョンデのヌーヴィルが大量リード、メーカーではヒョンデが17ポイントのリードです。トヨタ勢がこのラリーを上手に戦えば年間チャンピオン争いは最終戦のジャパンに持ち込まれます。ラリー・ジャパンは世界中の注目を集めることになり、主催者としては“美味しい”ラリーとなることでしょう。
各メーカーの布陣は下記のとおりです。 ・ヒョンデ:ヌーヴィル(207pt)、タナク(178pt)、ミケルセン(29pt) ・トヨタ:オジェ(166pt)、エバンス(161pt)、勝田(80pt) ・フォード:フルモー(140pt)、ミュンスター(27pt)
ラリー概要は下記のとおりです .wysiwygStyle .table tr:not(:first-child):nth-child(odd) {background-color: #2B2B2B3B;}.wysiwygStyle .table tr:nth-child(1) {background-color: #2B2B2B5B;}.wysiwygStyle .table tr:nth-child(even) {background-color: #E9E9E9E9;}.wysiwygStyle .table {margin: 0 auto 25px auto;}@media screen and (max-width: 1100px) {.wysiwygStyle .table {margin: 0 auto 25px auto;}} .wysiwygStyle .table .font {text-align: center;}SS本数SS kmLiaison kmTotal kmL-1 (10/17)214.33 km149.02 km163.35 kmL-2 (10/18)6110.64 km457.13 km567.77 kmL-3 (10/19)6123.46 km386.48 km509.94 kmL-4 (10/20)454.08 km290.52 km344.60 kmTotal18302.51 km1283.15 km1585.66 kmレグ1,2,4は中間サービス無し。
文:福井 敏雄
福井 敏雄
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