桜花賞馬ジュエラーの仔 オプレントジュエルが日曜東京で初陣/関東馬メイクデビュー情報
今年の東京開催もラストウィーク。メイクデビューは土日で計4鞍の番組が組まれている。ジャパンカップデーの芝1800mには各厩舎の血統馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか注目だ。 【写真】オプレントジュエルの母で16年桜花賞馬ジュエラー 【11月23日(土) 東京芝1600m】 ◆ミリアドタレント(牝、父Sottsass、母Minorette、美浦・嘉藤貴行厩舎) 母は米G1馬(ベルモントオークス招待S)。伯父にエイシンアポロン(マイルCS)、Master of Hounds(ジェベルハッタ)がいる。「背中がいいし、走りも軽い。ためが利けば切れそうな感じもある。いい動きをするし、調教どおりに走ってくれれば初戦から楽しみです」と嘉藤貴行調教師。鞍上は坂井瑠星騎手が予定されている。 【11月24日(日) 東京芝1800m】 ◆オプレントジュエル(牝、父ブリックスアンドモルタル、母ジュエラー、美浦・田村康仁厩舎) 母は2016年の桜花賞馬。伯母にワンカラット(重賞4勝)、いとこにアラタ(福島記念)がおり、一族からはシャンパンカラー(NHKマイルC)も出ている。「素材はいい。血統的な部分で精神面が課題になってくるけど、スピードとパワーを兼備している。広いコースはいいと思います」と高木調教助手。鞍上は川田将雅騎手が予定されている。 ◆ダブルイーグル(牡、父ロードカナロア、母ブラックエンブレム、美浦・国枝栄厩舎) 母は2008年の秋華賞馬。兄姉にブライトエンブレム(札幌2歳S)、ウィクトーリア(フローラS)がいる。当初は前開催のデビューを目指していたが、脚元の不安で仕切り直した。「水準には動けている。まだ自分から前向きに走っていく感じではないけど、もう少し気持ちの面がピリッとしてくれば…」と国枝栄調教師。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。 ◆レヴーズマン(牡、父フィエールマン、母ゴールドエッセンス、美浦・手塚貴久厩舎) 母は芝2000mで3勝。叔父にアルアイン(皐月賞、大阪杯)とシャフリヤール(日本ダービー、ドバイシーマクラシック)、いとこにアルナシーム(中京記念)がいる。「もう少し力強さが出てくるといいけど、年長馬と併せても互角に動く。バネがあるし、いいフォームで走る。血統的にも長めの距離が良さそうです」と手塚貴久調教師。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。 (取材・文:竹之内元)