先生にも休憩スペース、広島県内で初 周囲気にせず搾乳 府中学園
広島県府中市教委は義務教育学校府中学園(元町)に、教職員用の休憩スペース「オアシスルーム」を設けた。ソファベッドや冷蔵庫などを置き、健康回復やリフレッシュにつなげる。 これが「オアシスルーム」 校内のミーティングルームを活用した。産休や育休明けの女性が周囲を気にせず搾乳できるよう、パーティションで部屋の一角を仕切ることができる。流し台や電子レンジもあり、男性も一時的な休憩に使える。 同学園は児童生徒数787人、教職員数79人。同学園によると、教職員用の休憩スペースはなく、体調不良になると保健室を使っていた。渡部光昭校長は「保健室は児童生徒も利用する。落ち着ける環境を整え、働きやすさにつなげたい」と期待する。 公立学校共済組合の助成金50万円を活用した。市教委によると、同様の休憩スペースは全国10カ所あり、県内では初めて。学校教育課は「利用状況をみて、他校への設置など今後の対応を検討したい」としている。
中国新聞社