奄美大島で養殖モズク収穫 2年ぶり、4トン計画
鹿児島県奄美大島の宇検村で、養殖モズクの収穫が3日までの日程で2年ぶりに始まった。初夏の味覚は5月31日から計4トンの収量を計画。養殖を再開した村漁協組合長の前田尚登さん(68)は「思った以上に伸びがいい。地域の特産品として売りたい」と笑顔だ。 宇検村で2020年に養殖を20年ぶりに復活させた業者が解散し、昨年は採れなかった。養殖に参加していた前田さんは妻あき代さん(63)と「閉ざすわけにはいかない。雇用にもつながる」と一念発起。幅1.8メートル、長さ20メートルの網70枚を使って昨年11月に種付けした。