【バドミントン世界ランキング】WTファイナルズ優勝の石宇奇が首位キープ! 山口茜がトップ3に返り咲く<シングルス>
12月17日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週のワールドツアーファイナルズのポイントが反映され、上位陣に順位変動があった。ここではシングルスのランキングについて紹介する。 【男子シングルス】 ワールドツアーファイナルズ優勝と準優勝の二人、石宇奇(シー・ユーチー/中国)、アンダース・アントンセン(デンマーク/右)の1、2位は変わらず。ジョナタン・クリスティ(インドネシア)が1ランクアップして3位。入れ替わって、長くトップに君臨してきたビクター・アクセルセン(デンマーク)が4位に後退。10万を軽く超えていたポイントは、8万6710まで減っている。 日本勢トップの奈良岡功大は1ランクダウンの8位。渡邉航貴(11位)、西本拳太(15位)が10位台をキープしている。B代表勢は、田中湧士(27位)、大林拓真(36位)、高橋洸士(44位)、秦野陸(49位)、小川翔悟(58位)と順位はほぼ変わらなかった。 【女子シングルス】 アン・セヨン(韓国)、王祉怡(ワン・ジーイ/中国)が1、2位を守った。ワールドツアーファイナルズ優勝の王祉怡も10万ポイントを超え、2人の独走状態となっている。日本勢トップの山口茜は、1ランクアップの3位。久々にトップ3入りを果たしている。陳雨菲(チェン・ユーフェイ/4位)、韓悦(ハン・ユェ/5位)と中国選手が続き、中国勢は5位以内に3人がいる。 今季で引退を表明している大堀彩が、ツアーファイナルズ3位のポイントを加えて2ランクアップの7位。自己最高位で現役生活を終えた。同じく第一線から離れること表明している戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)は3ランクダウンの8位。ケガの影響で長く国際舞台から遠ざかっているキャロリーナ・マリーン(スペイン)も3ランクダウンして10位。一時代を築いた選手が順位を落としている。 山口、大堀に続く日本勢3番手の宮崎友花は12位。奥原希望は2ランクダウンの20位。奥原と仁平菜月(23位)の順位とポイント差が詰まってきた。B代表の郡司莉子(39位)と杉山薫(40位)も競い合っており、そのポイント差はわずか50だ。
文/バドミントン・マガジン編集部 写真/BADMINTONPHOTO