【下関ボート・SGチャレンジカップ】〝父さんは強い〟斉藤仁が2、1着の好発進
下関ボートの「SG第27回チャレンジカップ」は21日、予選折り返しの第3日を迎える。 ◇ 〝強い父〟が躍動する。斉藤仁志(47、東京)は2日目4Rをコンマ09の好スタートから逃げ快勝。初日2着に続く上位着奪取で、リズムよく予選を折り返した。 「20、30代のときはこういう場所(SGチャレンジカップ)を目指さなきゃというか、目指していた。最近は目指すというのはおこがましいかなと思うようになったけど、気づいたときにここにいられるのはやっぱりうれしいことですね」 今年は2月の平和島GⅠ関東地区選で準優勝、7月の大村オーシャンカップでも約8年ぶり4度目のSG優出(5着)と大舞台で活躍。5月には愛息・廉が同じボートレーサーとしてデビュー。関東の実力派も47歳となったが、6年ぶり5度目の大会出場で健在をアピールしている。 「いつもやれることをやってきて、毎年落ちないようにはしているつもり。息子が出てきてもそこは変わらないけど、客観的に考えればプラスにはなっているのかな。(今年の活躍は)息子のおかげなのかなと思います」とその相乗効果も躍進の一翼となっている。 初日からゼロ台スタートを連発し「行き足がよくてバランス型で好きな感じ」と仕上がりも良好。「あとはミスしないようにして、優勝という結果を出したいですね」。賞金ランク39位。SG初優勝を飾って11年ぶり2度目のグランプリ出場へ-。年末の大舞台を目指し3日目3、12Rも貪欲に稼ぐ。(小出大輔)