佐藤輝明は自分の役割をもう一度キャンプで見直して 今季両リーグワーストの23失策、途中で2軍落ち…プロ5年目の来季が勝負に
【川尻哲郎「TIGER STADIUM」店主敬白】 ■今岡氏来店に感激 前々回の当連載で予告した通り、「OB祭り」と題した一大イベントを2日に開催致しました。第1弾のスペシャルゲストは今季まで阪神の1軍打撃コーチを務めた今岡真訪君で、当然ながら私の店は彼目当てのお客さんで満杯…。2003、05年V戦士の今岡君のヒッティングマーチを皆で合唱しながら、彼自身のトークも冴えわたり、大いに店内を盛り上げてくれました。 【写真】ベンチで談笑する阪神・岡田彰布前監督と藤川球児新監督 中にはあまりの感激で泣き出すお客さんもいましたが、私としても阪神のV逸でここまでの悩ましい閑古鳥営業に終止符(笑)。本当に涙したのはこの私の方でした。〝まこりん〟ありがとう! 次回の「OB祭り」は24日に〝守備の名人〟久慈照嘉氏が来店。投手出身の私も遊撃手だった彼には、ホント助けられました。今回もどうか私のためにも!(…ってしつこいか)よろしくお願いします。 さて球児…、いや藤川新監督率いる阪神は1日から高知県安芸市での秋季キャンプが始まりました。新監督の故郷が高知県とあって、先週末の3連休はお客さんで大フィーバーと化しました(うらやましい…)が、私が注目しているのは2年ぶりの秋季キャンプ参加となる佐藤輝明内野手です。 プロ4年目の今季も途中2軍落ちを食らうなど、結局は打率・268、16本塁打、70打点で終了。目も当てられないのは守備で両リーグワーストの23失策…と大いにやらかしてしまいました。徹底的に体を鍛えられる今キャンプではもう一度、自分が何をすべきか見直してもらいたい。3日の紅白戦では藤川新監督の発案で2番に起用されていましたが、得点につながる確率が上がるならそれも面白い。プロ5年目の来季は本当に勝負が掛かっています。 そういえば藤川新監督は先日、粋な計らいで報道陣に「土佐勝男(カツオ)飯」なる郷土料理を振る舞ったと聞きました。これも同じ阪神OBの日本ハム新庄監督が沖縄・名護キャンプでBIG BOSSランチを振る舞った、その影響も受けたとか…。もっか店主の私も便乗して何かしらと思案しております。これまたお客さんを呼ぶため、金庫を預かる愛妻のためであります。ケツ叩かれてますから…。