鹿児島県の離島・徳之島で20日、保育士の女性が自宅で首から血を流し死亡しているのが見つかりました。島から出る手段も限られる中で起きた殺人事件。警察の捜査が続いています。 　　　◇ 奄美群島に属する徳之島。鹿児島市から400キロ以上離れたこの離島で事件は起きました。 被害者の夫（通報） 「妻が倒れていて冷たくなっている。出血していて切り傷もみられる」 殺人事件が起きたのは、徳之島の伊仙町にある集落。50戸ほどの住宅が点在する場所です。 桐原慎記者（鹿児島読売テレビ） 「この静かな町で女性が死亡しているのが見つかりました」

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警察によると、亡くなったのはこの家に住む保育士の菊池房子さん（55）。近隣住民によると、夫と2人暮らしで、通報したのも夫だといいます。 事件発生は20日午後6時ごろ。通報を受けた警察が現場に駆けつけると、菊池さんを発見。体には鋭利なものによる傷があり、その場で死亡が確認されました。消防によると、首からの出血があったということです。 ──島の人から恨まれるような人？ 近隣住民 「いやいや恨まれることはない。人がいいんだよね」 警察は殺人事件として捜査していますが、これまでに凶器とみられるものは見つかっていません。そして、同じく見つかっていない「犯人」。2万人ほどが暮らす徳之島の中にまだいるのか。それとも、既に外に出たのか。

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島から出る手段について、徳之島観光連盟に聞いてみると… 徳之島観光連盟 「飛行機またはフェリー」 ──フェリーは何便？ 徳之島観光連盟 「基本的には2便です。飛行機が鹿児島行きが4つ、奄美大島行きが2つ、沖永良部島行きが1つ。徳之島から出る便は以上」 離島で起きた殺人事件。警察が死因など捜査を続けています。