台風10号級、発生確率26%増 温暖化影響、10年で5.7回
地球温暖化の影響により、台風10号クラスの台風が発生する確率は26%増加したと、英大学インペリアル・カレッジ・ロンドンのチームが2日までにまとめた。最大風速は7.5%増加と指摘。チームは「人類が気候を温暖化させ続ければ、台風は激化し続けるだろう」と警告している。 チームは、海面水温や気温、湿度データを使い、九州地方に影響を与える台風の最大風速などを予測。温暖化が起きずに世界の気温が今より1.3度低かった場合と比較した。 温暖化がない場合、台風10号と同規模の台風は10年間に平均4.5回発生すると分析。温暖化を前提にすると、同規模の台風発生は同5.7回となり、発生確率が26%増えた。