飯田橋に地域コミュニティー拠点「39ベース」 大和ハウスが開設
地域コミュニティー拠点「39 base(サンキューベース)」(千代田区飯田橋3)が12月1日、飯田橋にオープンした。運営は大和ハウス(大阪市北区)。(市ケ谷経済新聞) 【写真】「飯田橋 39 base」施設内の様子 同社は飯田橋に東京本社を置くことから、周辺エリアの清掃活動や祭事協賛などを通じて地域貢献を図ってきた。「より地域に根差した活動をしたい」と考え、地域住民や働く人々、学生などに向けて開放する同拠点を設けたという。都市環境創造部 39base運営チームの菅田佳大さんは「当拠点は、地域の方々と共に飯田橋のまちづくりを考え、共創する場所。皆さんと一緒にまちづくりの課題を深掘りし、その解決に向けて実践的な取り組みを進めたい」と意気込む。 施設面積は約30坪で、収容人数は最大25人程度。入り口付近には、まちづくりに関する書籍を自由に読めるエリアや、お薦めの地域スポットを共有する掲示板などを設置した。会員登録すると、施設奥の広いデスクスペースも利用できる。施設には担当者が常駐し利用者を迎えるという。会員登録の対象者は、飯田橋エリアの居住者、就業者、就学者など、「地域のにぎわい創出」に寄与する人物。「飯田橋エリアでは、さまざまな団体や企業で地域活動が行われてきたが、地域のことを大切に思う人たちが一堂に集える常設拠点があれば、より良いまちづくりができると考えた。無料で利用できるので、ぜひ積極的に活用してもらえれば」とも。 同社の特例子会社である大和ハウスブルームが自社栽培したコチョウラン「ココラン」も周知する。ココランは、農福連携を実現する取り組みとして、同社が開発した「緑が丘ネオポリス(青山地区)」(兵庫県三木市)で2019年から自社栽培するオリジナルミニコチョウラン。 今後は、地域活動に関わるイベントやセミナーなども開催。直近では12月26日、「子ども食堂」のイベントや、2025年1月8日から「子どもみこし」の展示なども予定する。「さまざまな取り組みを通して、地域共創の活動の輪を広げたい。地域のささいな情報交換ができる場としても、皆さんに日常的に利用してもらえれば。スタッフにも気軽に会いに来てもらえればうれしい」とも。 営業時間は11時~18時。月曜と土曜・日曜・祝日定休。
みんなの経済新聞ネットワーク