舞台「ルール～『十五少年漂流記』より～」の公開けいこに参加した前列左から鈴木勝秀、富栄ドラム、荒井敦史、嘉島陸、駒田一、後列左から翔、飯原僚也、田中雄飛、瀬谷直矢、大友至恩

元大相撲力士の俳優、富栄ドラム（３２）が２５日、東京都内で行われた舞台「ルール～『十五少年漂流記』より～」（５月１６～２６日に東京・よみうり大手町ホールで上演）の公開けいこに主演の俳優、荒井敦史（３０）らと参加した。 同作は冒険小説「十五少年漂流記」がモチーフで、孤島に漂流した若者８人が集団生活で困難を切り抜けようとする物語。富栄は昨年のＴＢＳ系「ＶＩＶＡＮＴ」に出演してブレークし、同作では声を発しない役どころだったが、この日は報道陣に「とうとうしゃべるときが来ました」とユーモラスにあいさつした。 舞台は初挑戦で「けいこでは今のところ、納得のできない演技ばかり。テンポと周囲を感じながらの演技が難しく、毎日勉強です」と奮闘中。共演でモデルとしても活躍する俳優、翔（しょう、１７）も舞台初挑戦で、「とにかく必死に頑張るだけです」と初々しく決意を語った。 俳優、嘉島陸（２５）はけいこを重ねながら、「キャストの方とせりふをやりとりして、徐々に登場人物のイメージがわいてきている」と手応えを説明。座長の荒井は今作を通じて「生き抜く力というか、社会の中での人間の在り方を表現したい」と呼び掛けた。６月１、２日には大阪・ＣＯＯＬ　ＪＡＰＡＮ　ＰＡＲＫ　ＯＳＡＫＡ　ＴＴホールでも上演する。