冬は石油スト―ブを愛用しています。灯油も高騰しているのですが、どんな節約方法がありますか?
冬は、寒さ対策の1つとして暖房が欠かせません。ただ、暖房の方法としては、エアコンを使用する家庭や石油ストーブなどを使用する家庭などさまざまです。石油ストーブを使用する場合は、灯油が必要になりますがガソリン同様に灯油の価格も高騰しているため、冬の間の費用が気になる人もいるのではないでしょうか。 そこで、本記事では石油ストーブを使用する際の節約方法を解説します。
灯油代は1ヶ月あたり1万~2万円前後かかる
日本エネルギー経済研究所石油情報センターが行った「石油製品価格調査」によると、2023年12月4日現在の灯油価格は1リットルあたり約116.2円、18リットルで約2092円です。 ・灯油代は18リットル容器1本あたり約8000円必要 週1回18リットルの灯油を購入した場合、1ヶ月で約8368円かかります。ただ、家族が多いなどの理由で1回あたり18リットル容器を2本分入れた場合は、約1万6736円必要です。 ・灯油ストーブの給油タンク量はどの程度? 灯油ストーブの給油タンク量は、サイズによって異なりますが約3.7~4.9リットルです。18リットル容器分の灯油であれば、石油ストーブに3~4回程度給油するだけで使い切ってしまいます。2日に1回石油ストーブに給油するとして、週1回は灯油を購入しなければなりません。
灯油代を節約するには
灯油は1ヶ月あたりで見ると1万~2万円と安いとはいえない金額であり、できれば節約したいものです。本項では、灯油をできるだけ節約するための方法を紹介します。 ■ドアの隙間に隙間テープを貼る 石油ストーブを使用していても、隙間があれば部屋の暖かさが逃げてしまいます。ドアの隙間に貼れる隙間テープを利用するのもおすすめです。テープを貼るのに抵抗がある場合は、隙間ストッパーのようなものを使用してもよいでしょう。 ■窓に断熱フィルムを貼る 窓は、冬の冷たい外気と触れているため冷えています。そこに温風があたれば冷えてしまい、石油ストーブを使用していてもなかなか部屋が暖まりません。断熱フィルムを窓に貼ることで室温が冷えないように対策しましょう。 ■重ね着をして寒さ対策 石油ストーブで十分部屋が暖まったら、ストーブを消して重ね着をしたり、湯たんぽを使用したりして寒さ対策をすることも一つの方法です。ひざかけやブランケットをかけるだけでも体感温度は変わるため、うまく活用して灯油を節約しましょう。湯たんぽも数時間温かいお湯の状態で保てるため、灯油代節約に役立ちます。 ■省エネマークのある石油ストーブを使用する 石油ストーブといっても、さまざまな種類がありますが、なかでも省エネマークのあるタイプがおすすめです。一般的に、石油ストーブは数年使用するため、長い目で見れば省エネできるタイプのほうが節約につながります。
ひざかけやブランケットなどを活用して灯油の節約しよう
灯油価格は、ガソリン同様に高騰しているため、毎月の灯油代も安いとはいえません。ただ、石油ストーブを使用せずに寒さを我慢していれば体調不良につながるため、石油ストーブ以外の寒さ対策も併用することで灯油代を節約しましょう。 例えば、「ひざかけや湯たんぽなどを使用する」「耐熱フィルム・隙間テープで室温が下がらない工夫をする」となどがおすすめです。節約を意識しながら、冬の寒さを乗り越えましょう。 出典 日本エネルギー経済研究所石油情報センター 石油製品価格調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルフィールド編集部