花に彩られたショールーム内。「生命力」をテーマに沿道に咲いている花を再現したという

　辻堂の「Shonan BMW 藤沢本社」（藤沢市辻堂太平台2）が現在、ショールーム全体を大がかりな造花のディスプレー装飾で彩り、見学や写真撮影のスポットとして一般に開放している。（湘南経済新聞） 【写真】「ボタニカルガーデン」をテーマにした造花のディスプレー装飾 　手がけたのは、アーティストで空間デザインディレクターの千春さん。同社マーケティングチームと話し合いを重ね、コンセプトを決めた。同社は2022年9月オープンで、ショールームに気軽に来てもらいたいとディスプレーをはじめたという。 　千春さんは「1カ月がかりで準備を行い、大型の造花は芸術系の学生を含む20人ほどで作り上げた。5月14日の店休日に朝から飾り付けを行い、20時ごろ、ようやく完成した」と話す。 　造花のディスプレー装飾は「ボタニカルガーデン」をテーマに、背丈ほどの大きさの花が店内各所を彩る。シャクヤク、ルリムスカリ、ホオノキ、ドクダミ、クレマチス、アジサイなど、沿道に咲いているような花を選んだという。 　千春さんは「『生命力』をテーマに、道の端に力強く咲く花を題材に選んだ。花は全部で120本ほど作り、ショールームに面した歩道からも楽しめるように並べた。クローズした後も楽しんでもらえるよう、花や葉には『蛍ライト』を仕込んで、日が暮れると瞬いている様子も見られる」と話す。 　同社マーケティング部マネジャーの八木順子さんは「プレーショールームがコンセプト。湘南は道端の花の美しさに気づける大人の余裕や遊び心を持っている大人が多いイメージ。ディスプレーからそんなことを感じてもらえたら。ビーチサンダルでもペット連れでも気軽に立ち寄れるので、ぜひ遊びに来てほしい」と話す。 　営業時間は10時～17時30分（土曜・日曜は9時30分～）。火曜と6月第1水曜、7月第2水曜が店休日。7月中旬まで。