災害時の調理法に挑戦 四日市・桜中学校生徒会、防災士迎え講座 三重
【四日市】三重県四日市市桜町の桜中学校生徒会(大宅夢乃会長、5人)は7日、桜地区自主防災協議会の川野義昭会長と女性防災隊「桜ずきんちゃん」の髙橋惠美子代表ら防災士6人を講師に迎えて、「桜防災クッキング講座」を開いた。生徒有志と教職員、地域住民ら約60人が参加した。 川野会長が「非常時の食について学び、家族と防災を話し合う機会に」と話した。髙橋代表は「災害時、ライフラインが止まった時の温かい食事は体も心も温めてくれる」と話し、湯せんだけで調理できるパッククッキングを紹介した。 参加者は8班に分かれ、ご飯、蒸しパン、焼きそば、卵焼き、ジャガリコサラダの5品に挑戦した。高密度ポリエチレン製袋に分量のコメと水を入れたり、焼きそばや蒸しパンの材料を入れたりして、ポリ袋の空気を抜いて上部を結んでお湯に漬けた。 調理後は紙皿に盛り付けて全員で試食、「焼きそばがうまい」「蒸しパンおいしい」などと、感想を話し合っていた。2年生の伊賀愛衣菜さん(14)は「簡単にできてびっくり、家でも試してみたい」、大宅生徒会長(14)は「昨年の防災授業の後、もっと意識を高めたいと企画した。多くの方々と楽しく学べて良かった」と、それぞれ話していた。