仮設住宅完成、20日までに避難所閉鎖 7月豪雨、鮭川と戸沢
7月下旬の大雨被害で設置されていた鮭川村と戸沢村の避難所が応急仮設住宅の完成により、2次避難所(旅館・ホテル)を除き、20日までに閉鎖される見通しになった。吉村美栄子知事が17日の定例記者会見で説明した。 県防災危機管理課によると、鮭川村では、村エコパークきつつきコテージに身を寄せていた5世帯12人が17日に仮設住宅や自宅に移った。戸沢村の戸沢学園の避難所は利用されておらず、20日までに閉鎖予定。同村の避難者3世帯5人は、新庄市内の2次避難所2軒から今月下旬までに仮設住宅に移るか、自宅に戻る予定という。 被害額は9日時点から約11億円増え、約1068億円となった。 また、庄内・最上が豪雨被害に遭った影響で、県全体の水稲の作況指数が「やや不良」の見込みと発表されたことを受け、吉村知事は「まずは復旧に全力を挙げたい。品質は良好で1等米比率も高いと聞いている。山形のおいしいお米を県内外の人に食べてほしい」と述べた。