保育園ですりおろしリンゴ食べ女児が死亡した事故 当時の園長を業務上過失致死疑いで書類送検 鹿児島県警
鹿児島県姶良市の認可保育所「興教寺保育園」で昨年4月、すりおろした生のリンゴを食べた6カ月の女児が急変し、約40日後に死亡した事故について、鹿児島県警が当時の男性園長らを業務上過失致死の疑いで、鹿児島地検に書類送検したことが6日、県警や関係者などへの取材で分かった。 6カ月女児死亡、食物誤嚥で窒息か 保育園のリンゴすったおろし器には7、8ミリの穴
遺族の代理人によると、死因は誤嚥し窒息状態になったことが原因とみられる多臓器不全だった。 市は今年3月下旬、有識者らでつくる検証委員会の報告書を公表。離乳食の与え方に関し、リンゴは加熱して提供するといった国の事故防止指針に沿っていなかったとして、誤嚥窒息防止の「危機管理が不十分」などと指摘していた。
南日本新聞 | 鹿児島