<吉瀬美智子>49歳、2人の娘が「仕事の励みに」 子どもへの影響も考えて演じたい 「あぶ刑事」新作映画への出演は「ご褒美」
現在49歳。「どんな50代にしたいか」と尋ねると、「あまり先のことは考えないようにしているんです。いつ何が起こるか分からないから、日々を楽しもうというふうに近ごろは考え方が変わったので。50代は、日々一生懸命、今できることを全力でやりたいです」と語った。
◇「あぶ刑事」では謎の女性役 毛皮のコートを着こなし「凜として姿勢良く」
吉瀬さんが出演した「帰ってきた あぶない刑事」は80年代から続く人気ドラマの8年ぶりの新作映画だ。
「あぶない刑事」は、横浜を舞台に、タカ(舘ひろしさん)とユージ(柴田恭兵さん)演じる刑事コンビの活躍を描いた人気シリーズ。1986年から日本テレビ系で連続ドラマが放送され、劇場版は1987年公開の第1弾「あぶない刑事」を皮切りに、これまで7作品が公開されている。
今作への出演が決まり、「若い時に見ていた作品に関われるということと、しかも映画で一緒のスクリーンに収まることができることに、すごく興奮しました」と話す吉瀬さん。撮影初日は「ガチガチに緊張した」という。
「舘さん、柴田さんにお会いして、『ああ、本物だ』って(笑い)。スターのオーラがすごすぎて、とても緊張しました」
舘さんも柴田さんも70代だが、「むしろ今の方が色気があるんじゃないか」というぐらいカッコ良かったという。「ご本人たちは『体力落ちたよ』って言うんですけれど、お二人共、スーツ姿でサングラスをかけて、しかもあのスマートさ。それでいてバイクにご自身で乗って、全力疾走をして、昔と変わらないアクションをされている。本当に貴重な存在ですよね。誰も代われない」とその存在感に舌を巻く。
吉瀬さんが演じる謎の女性ステラ・リーは、チャイニーズ風のドレスに毛皮のコートをエレガントに羽織った姿が印象的だ。
「とにかくあの毛皮を着こなさなくてはいけない。衣装に負けないように、凜(りん)として姿勢良く、ヒールが似合う女性に、と考えて演じました。しかも、お二方にとって気になる存在にならなくては……。舘さんは、『あの毛皮はなかなか着こなせないよ』と言ってくださいました。褒め言葉だと私は受け取ってます(笑い)」
最後に、吉瀬さんは今作に出演できたことは「本当にご褒美ですね」と実感を込めて語った。