マイホーム購入、予算はどうやって決めるのがいい?
自己資金はどのくらい準備する?
自己資金とは、主に貯蓄して準備した資金ですが、両親や祖父母から援助を受けられる場合にはその金額も入ります。かつては頭金として2割くらいの自己資金を準備したいという目安がありましたが、昨今のように低金利が続いている状況では、それは1つの目安として、もう少し柔軟に考えてよいでしょう。 現在の貯蓄額、これから必要となる教育資金、住宅ローンの借入可能額、予想される家計収支などをしっかり検討して資金プランを立てれば、頭金が少なくてもマイホーム購入は可能です。 ただし、貯蓄がほとんどない状況で、住宅ローンを目いっぱい借りてマイホーム購入することはお勧めできません。人生にはいつどのようなトラブルが起きるか分かりませんから、多少のトラブルがあっても困らない貯蓄額をキープしておく必要があります。また、少なくとも諸費用は自己資金で賄いましょう。 資金プランを自分で検討するのが難しければ、ファイナンシャルプランナーなどの専門家にキャッシュフロー表を作成してもらいながら相談することをお勧めします。
マイホーム購入は資金計画から
マイホーム購入を考えるときは、まずは資金プランを検討し、購入予算を決めることから始めましょう。取りあえず物件探しから始めてしまうと、身の丈以上の物件であっても「どうしてもほしい」という気持ちが抑えられなくなることがあります。 住宅ローンの負担が重くて、生活費や老後資金にしわ寄せが来ないよう、物件を見に行く前に予算を決めておくことが大切です。 執筆者:蟹山淳子 CFP(R)認定者
ファイナンシャルフィールド編集部