ソシエダFWバレネチェア「ビルバオのコパ優勝はうれしい。でも僕があのチームでプレーすることは絶対ない」| ラ・リーガ
レアル・ソシエダFWアンデル・バレネチェア(22)が、アトレティック・クルブのコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)優勝に喜びを表している。 今季のコパはアトレティックのじつに40年ぶりの優勝で幕を閉じた。スペイン『ラディオ・マルカ』とのインタビューに応じたバレネチェアは、ソシエダと同じくバスクに本拠を構えるライバルクラブの戴冠を素直に祝福している。 「ソシエダがコパで敗退してから(準決勝でマジョルカに敗戦)僕はアトレティックの優勝を望んでいた。彼らが優勝すればラ・リーガの7位までがヨーロッパリーグ(EL)出場圏になるため? それだけじゃないよ。彼らはコパで何度も優勝してきたチームだし、あそこには多くの友人がいるんだ。彼らのことを思って、喜びを感じるんだよ」 ソシエダの下部組織出身選手はその一方で、同クラブの宿敵でもあるアトレティックに将来的に移籍する可能性を問われ、断固として否定している。 「アトレティックでプレーすることは絶対にない。僕はラ・レアルの人間であり、ラ・レアルからすべてを与えてもらったんだ。アトレティックと対戦するときは死ぬ気でプレーしているし、ラ・レアルはいつだって彼らを上に立っていなくちゃいけないんだよ」 「ただコパ決勝には僕たちではなく彼らが立った。僕はラ・レアルを敗退させた“苛立ち”を感じる相手よりも、友人たちが勝つことを望んだというわけだ。僕が世界一の幸運を願うのはラ・レアルに対してだけだけど、彼らにもある程度の良いことがあるように願っている」 ソシエダはラ・リーガで、現在勝ち点49で6位に位置。チャンピオンズリーグ(CL)出場圏4位アトレティコ・デ・マドリードとは勝ち点9差となっており、EL出場が現実的な目標となりそうだ。 「CLでプレーすれば、ほかの大会など求めなくなってしまう……。ラ・リーガでは素晴らしいチームがひしめきあっているから、CL出場権を獲得した昨季は本当に素晴らしかったね。そして現在の僕たちの僕たちの目標は、再び欧州カップ戦に戻ることとなる」