聴覚障害を扱うトニー賞受賞作「ちいさき神の、作りし子ら」に加藤義宗・吉冨さくら
「義庵 4th ACT『ちいさき神の、作りし子ら』」が、4月24日から28日まで東京のザ・ポケットで上演される。 【画像】「義庵 4rd ACT『ちいさき神の、作りし子ら』」チラシ裏 「ちいさき神の、作りし子ら」は1980年にトニー賞を獲得したマーク・メドフの戯曲。劇中では、健聴者の男性とろう者の女性の物語が描かれる。日本では劇団四季や加藤健一事務所などで上演されてきたほか、「愛は静けさの中に」というタイトルで映画化もされた。今回の上演版では、2月に発表された第31回読売演劇大賞で優秀演出家賞を受賞した小笠原響が演出を担当。出演者には、加藤義宗、幼い頃から手話に触れて育った吉冨さくら、杉本有美、八頭司悠友、里内伽奈、三浦剛、日下由美が名を連ねた。 片田舎のろう学校に赴任したジェームス・リーズ(加藤)は、先天性ろうの女性サラ・ノーマン(吉冨)に口話を教えることになったが、サラは心を閉ざし、強く拒否する。ジェームスがサラを根気強く説得するうち、2人はだんだんと惹かれ合うが……。 公演に向け、加藤は「(自身も)2時間手話と口話で喋りますが、手話が分からなくても全く問題なく楽しめる作品です」と呼びかけている。 なお本公演では全日程にて字幕タブレットの貸出を実施予定。要予約となる。 ■ 義庵 4th ACT「ちいさき神の、作りし子ら」 2024年4月24日(水)~2024年4月28日(日) 東京都 ザ・ポケット □ スタッフ 作:マーク・メドフ 翻訳:青井陽治 演出:小笠原響 □ 出演 加藤義宗 / 吉冨さくら / 杉本有美 / 八頭司悠友 / 里内伽奈 / 三浦剛 / 日下由美 ※全日程にて字幕タブレットの貸出を予定。要予約。