青かび混入「危害要因」と認識せず 小林製薬『紅麹サプリ問題』大阪市が原因調査の結果まとめる
関西テレビ
摂取した人に健康被害が相次いでいる小林製薬の「紅麹サプリ」について、大阪市はこれまでの原因調査の結果をまとめました。 小林製薬の紅麹サプリを摂取した人から、腎疾患などの健康被害の訴えが相次いでいて、大阪市はことし8月、原料の汚染経路を調べるため、立ち入り調査を行っていました。 大阪市は、調査での製造記録の確認や聞き取りの結果、紅麹菌の培養状況を確認するための定期的なサンプリングの時などに、工場内の青かびが混入した可能性があると指摘しました。 その結果、有毒な「プベルル酸」が発生したということです。 また大阪市は、工場が青かびの混入を「危害要因」と認識する衛生管理体制になっていなかったと指摘しました。 一方、小林製薬では、香港のファンド「オアシスマネジメント」が、株式の保有率を増やし、創業者にせまる10.10パーセントの株式を保有しました。 オアシスマネジメントは、経営陣に対して厳しい姿勢を取っています。
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