特殊詐欺をギブアップだ!ジャガー横田さんら映像で呼びかけ 広島県警世羅署、女子プロレスラー3人に依頼し撮影
特殊詐欺犯罪をギブアップさせろ―。広島県世羅町出身の女子プロレスラー世羅りささん(32)と、ジャガー横田さん(62)、井上京子さん(54)の3人が4日、広島県警世羅署を訪れ、特殊詐欺被害防止を呼びかける映像を撮影した。3日に同町で試合があったのに合わせ、同署が撮影を依頼した。 【グラフ】広島県内の特殊詐欺の被害額の推移 試合の疲れも見せず、撮影に臨んだ3人。「電話でお金の話が出たら詐欺。みんな覚えてね」「怪しい電話やメールはすぐに警察に相談して」などと力強い声とポーズで訴えた。映像は地元ケーブルテレビで4月ごろから放送されるほか、同署ロビーのモニターでも流れる予定。 同署によると、町内では昨年、2件で計124万8千円の特殊詐欺被害が認知されている。ジャガーさんは「詐欺は見た目では分からない。疑ってかかるくらいがちょうどいい」。奥田正和町長の長女で、5年ぶりに帰郷した世羅さんは「3人で呼びかけたことで少しでも多くの人に届いてほしい」と話した。
中国新聞社