後藤正文、アンビエント・ミュージック・アルバムのカセットとポストカードをリリース 収録曲のMV公開も
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)が、今年3月に“後藤正文”名義で発表した初の音楽作品、ドローン / アンビエント・ミュージック・アルバム『Recent Report I』。その“カセットテープ”と音源ダウンロードコード付きの“ポストカード”が、9月30日(月)から開催となるASIAN KUNG-FU GENERATION Tour 2024〈ファン感謝サーキット〉のライヴ会場とオフィシャルストア(SPM STORE)で販売開始。 “ポストカード”には、写真家の山川哲矢がこのアルバムのために撮り下ろしたモノクローム写真をデザインしたポストカード6枚と、音源のダウンロードコードをセット。ポストカード5枚のもう片面には後藤正文によるアルバム5曲それぞれのためのキャプションが書かれ、楽曲へのイメージが膨らむ作品となっています。“カセットテープ”には同じデザインのカードがセットで封入されています。 また、収録曲「Lost in Time」のミュージック・ビデオも公開されました。 MVは8月にzoomで開催された、企画主催者の平野友康による生成AIオンライン合宿内で作られたもの。合宿では様々な講義が開かれ、「Lost in Time」のミュージック・ビデオ制作グループに後藤自身も班長として参加。参加者たちは「時間とは何か」というテーマに沿って、「時間」から連想する言葉を打ち込みAI画像を生成。たった一言で生成される様々なAI画像を動画に編集し、完成した作品となっています。 “Recent Report=近況報告”と題された本アルバムは、フィールドワークと演奏、レコーディングのすべてを自身で手掛け作品へと昇華させたという、今しか鳴らせない音を収録したドローン / アンビエント・ミュージック作品。 Gotch名義の2ndソロ・アルバム『Good New Times』のプロデュースを担当した元Death Cab for Cutieのクリス・ウォラやNO NUKES等で交流のあった坂本龍一からの影響も受け、後藤が今持っているエナジーやパッション、アイディアを詰め込んだ5曲の中には、2011年にリリースされた坂本龍一の『playing the piano usa 2010 / korea 2011 - ustream viewers selection -』に収録されている「Thousand knives」をサンプリングしたM1「Lost in Time」や、甲府にある能成寺の樋口雄文副住職の般若心経を取り入れたM5「Rest in Peace」など、全編を通して自然の中にある豊かな音楽、二度と再現できない音を収録しています。 また、本作品は臨場感のある立体音響となっており、Apple MusicではDolby Atmosで、その他のサービスではバイノーラル音源での鑑賞が可能。どちらもヘッドフォンやイヤホンでの再生を推奨しています。