上海と台北の動物園がレッサーパンダのパートナー探しで協力・中国
【東方新報】「2024上海・台北都市フォーラム」が台北市で17日に開催され、その席上、上海市と台北市のレッサーパンダの交流と保護に関する覚書が調印された。 台北市の蔣万安(Chiang Wan-an)市長は「台北動物園ではレッサーパンダの繁殖を継続するために適切なパートナーが不足しています。幸いにも上海動物園にはレッサーパンダがおり、両動物園の協力が必要です」と話す。 台北動物園は中国新聞社(CNS)の取材に対し「わが園のレッサーパンダのほとんどは従兄弟同士であるため、新しい遺伝子を取り入れて個体群を最適化したいのです。我が園には現在11匹のレッサーパンダがいます。繁殖可能な8匹のうち7匹は、2014年に福建省(Fujian)福州市(Fuzhou)にある『海峡ジャイアントパンダ研究交流センター』から贈られたレッサーパンダの子孫で、1匹は日本から来たものです。両動物園は協力して、血統、年齢、健康状態などを考慮しながら、台北のレッサーパンダにふさわしいパートナーを上海動物園で探し出す予定です」と説明した。 また、両動物園はジャッカスペンギンの個体数を増やすための交流も計画している。今回の覚書には、動物の相互交換、専門技能の開発、人材交流が含まれ、台北市がこれを全面的に支援しているという。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。