あのセクシークイーンも…2・29開幕!女子ゴルフ「強くて凛々しい今季のヒロイン候補たち」
「対抗馬は昨季ブレイクした双子の岩井明愛(あきえ)・千怜(ちさと)姉妹(共に21)や、4勝を上げた20歳の新星・櫻井心那(ここな)がいます。中でも注目したいのが原英莉花(25)。昨年、長年苦しめられてきたヘルニアを手術し、今季は初戦から万全の状態で臨みます。173㎝の長身を生かしたドライバーショットが武器で、平均飛距離は255ヤード超えと、女子プロの中でもトップクラスです」(スポーツライター・金明昱氏) 【画像】美しいスイング!強くて凛々しい今季のヒロイン候補たち(写真16枚) 韓国勢にも注目株が多い。 「日本初参戦のソン・ガウン(23)は韓国1部ツアーで2勝を挙げている次世代のスター候補。アイアンのコントロールが抜群で、今季の出場権をかけた予選会も1位通過しています。また、セクシークイーンの異名を持つアン・シネ(33)も5年ぶりに参戦。魅せるゴルフでファンを沸かせてくれるはずです」(同前) 今季は優勝経験豊富な稲見萌寧(もね)(24)や吉田優利(23)、西郷真央(22)が米ツアーに参戦する。実力者が減ることで注目したいのが、初優勝を狙う選手たちだ。 「昨年、2度の2位を経験した安田祐香(23)には初優勝の期待がかかります。とくにパーオン率は71%と高い数字を誇り、可能性は十分。勝負強さが身に付けば、結果はついてくるでしょう」(同前) 今年はどんなドラマが生まれるか――。 原英莉花(25) ◇ドライバー5 ◇パット3 ◇アプローチ5 ◇コントロール4 ◇リカバリー3 昨季はドライバー以外にアプローチも冴え、パーオン率は全選手中3位。オフは飛距離回復に取り組み、手術の影響を感じさせないまでに復活。 岩井千怜(ちさと)(21) 岩井明愛(あきえ)(21) 岩井千怜(ちさと) ◇ドライバー5 ◇パット5 ◇アプローチ4 ◇コントロール3 ◇リカバリー4 姉・明愛と同じく飛距離抜群のドライバーが魅力。昨年は史上初の双子でのプレーオフでも注目を集めた。今季も双子での躍進に期待がかかる。 岩井明愛(あきえ) ◇ドライバー5 ◇パット4 ◇アプローチ5 ◇コントロール3 ◇リカバリー4 平均飛距離257ヤード超えのドライバーに加えアプローチが光り、パーオン率は1位を記録。課題と語るフェアウェイキープ率を改善できるか。 小祝さくら(25) ◇ドライバー4 ◇パット4 ◇アプローチ5 ◇コントロール3 ◇リカバリー5 高精度のアイアンで大崩れしないゴルフが魅力。デビュー以来6季連続でランキングトップ10入り。今季は悲願の年間女王に期待がかかる。 櫻井心那(ここな) (20) ◇ドライバー5 ◇パット4 ◇アプローチ4 ◇コントロール3 ◇リカバリー4 昨年は自身初の1部ツアー挑戦ながら4勝をマーク。金氏は「20歳とは思えないほどの落ち着きぶりだ」と、その勝負度胸に驚きを隠さない。 菅沼菜々(24) ◇ドライバー4 ◇パット5 ◇アプローチ4 ◇コントロール3 ◇リカバリー5 持病の影響もあり出場数は多くないものの、昨季は2勝。さらに不二家など2本のテレビCMに出演。その愛らしいルックスでも人気を集める。 尾関彩美悠(あみゆ)(20) ◇ドライバー3 ◇パット5 ◇アプローチ3 ◇コントロール4 ◇リカバリー4 昨季はパットが好調だった一方でドライバーが安定せず、16回の予選落ちを経験した。今季はクラブの変更を決断。新たな武器を携え、2年ぶりの優勝を狙う。 川﨑春花(20) ◇ドライバー4 ◇パット4 ◇アプローチ4 ◇コントロール4 ◇リカバリー3 昨シーズンは初となる年間通じての1部ツアー参戦となったが、疲労からか切れ味鋭いスイングは鳴りを潜めた。オフにはスイングの改善を断行。復調なるか。 セキ・ユウティン(25) ◇ドライバー3 ◇パット3 ◇アプローチ4 ◇コントロール4 ◇リカバリー5 オーバートレーニングが一因で苦戦した昨年。反省を生かし、オフは休みを入れながら調整した。武器であるドライバーの精度を取り戻せるか。 ソン・ガウン(23) ◇ドライバー3 ◇パット5 ◇アプローチ4 ◇コントロール5 ◇リカバリー4 初の日本参戦となる韓国の新鋭。精度の高いショットに加え、韓国では人気プロの証とされる「広報モデル」に選出。人気と実力を兼ね備える。 アン・シネ(33) ◇ドライバー3 ◇パット4 ◇アプローチ3 ◇コントロール3 ◇リカバリー3 強さと美しさを併せ持つセクシークイーン。近年は事実上の引退状態だったが、一念発起。「ファンが温かかった」と再挑戦の場に日本を選んだ。 安田祐香(23) ◇ドライバー3 ◇パット3 ◇アプローチ4 ◇コントロール4 ◇リカバリー5 アプローチが冴えた一方で、金氏は「勝負所のパターが決まれば」と課題を挙げる。ファンも多いだけに、その笑顔が表彰台の上で弾ける日を楽しみに待ちたい。 脇元 華(26) ◇ドライバー3 ◇パット3 ◇アプローチ4 ◇コントロール4 ◇リカバリー4 ’22年は下部ツアーで初の1勝を挙げ、昨年末の予選会も7位で通過した。8頭身のスタイルから繰り出すパワフルなショットが持ち味。今季は1部優勝なるか。 橋添 穂(みのり)(23) ◇ドライバー3 ◇パット5 ◇アプローチ3 ◇コントロール3 ◇リカバリー4 シニアプロの父親に加え3人の姉全員が経験者というゴルフ一家。アイアン精度を武器に昨季は下部ツアーで優勝も達成。家族の応援を受け、1部優勝を目指す。 鶴岡果恋(かれん)(24) ◇ドライバー5 ◇パット3 ◇アプローチ4 ◇コントロール3 ◇リカバリー4 昨年は2度の最終日最終組を経験するも優勝は掴めず。平均飛距離250ヤード超えのドライバーを武器に、同期の原や渋野日向子らに続きたい。 宮田成華(なるは)(26) ◇ドライバー5 ◇パット3 ◇アプローチ4 ◇コントロール3 ◇リカバリー4 下部ツアーながら昨年はリカバリー率1位、パーオン率3位を記録したようにアイアンが安定。1部でもトップ10入りが2回と、いよいよ悲願達成が射程圏内に。 『FRIDAY』2024年3月1・8日号より
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