1軍への”推薦“も…?巨人、ファームでは好成績を残す選手(5)阿部監督から「なぜ呼ばれない?」
プロ野球の世界では、熾烈な一軍争いが繰り広げられる。昇格するには、二軍での数字が判断材料になるだけに、ファームでの活躍が求められる。また、若手選手にとっては今季の二軍成績が来季の一軍起用につながるケースもある。ここでは今季ファームで躍動している読売ジャイアンツの選手を紹介したい。(※今季成績は9月25日時点)
菊地大稀
・投打:右投左打 ・身長/体重:186cm/89kg ・生年月日:1999年6月2日 ・経歴:佐渡高 - 桐蔭横浜大 ・ドラフト:2021年育成選手ドラフト6位 昨季は一軍のブルペンに定着し、50試合に登板した菊地大稀。今季は二軍で無双状態となっているが、ここまで一軍登板なしとなっている。 桐蔭横浜大から2021年育成選手ドラフト6位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーの4月に早くも支配下契約を勝ち取ると、同年は一軍でリリーフを中心に16試合に登板した。 プロ2年目の昨季は、シーズン途中から勝ちパターンの一翼を担い、50試合登板で4勝4敗11ホールド、防御率3.40をマーク。 150キロ超のストレートと鋭い縦のスライダーを武器とし、奪三振率10.38と抜群の数字を残した。 今季はさらなる飛躍が期待されたが、開幕一軍入りを逃すと、長らくファーム暮らしが続いている。 二軍では34試合に救援登板し、4勝2敗、防御率1.09、奪三振率11.45と圧巻の数字を残しているが、一軍でのチャンスが巡ってこない状況だ。状態を維持し、シーズン最終盤、ポストシーズンの切り札となりたい。
ベースボールチャンネル編集部