s**t kingz NOPPOがソロ名義として初の絵本『ちぐハグ』を出版、初の個展開催も
s**t kingzのNOPPOが作画および原案を手掛けた絵本『ちぐハグ』が、4月27日に出版されることがわかった。2019年にs**t kingzとして出版した絵本『あの扉、気になるけど』(マガジンハウス)で初めて絵本の作画に挑戦しているが、原案も手掛け、NOPPOソロ名義で絵本が出版されることは初めてとなる。 【動画】NOPPOが手掛けた「GOOFY」のミュージックビデオ 「ダンスが誰にとっても身近なものであってほしい」という強い想いのもと “ダンスの楽しさをシェアする”ことを根底に幅広い活動を行ってきたNOPPOにとって、アートもコミュニケーションのひとつであり、これまでも、聴力に障害のある子どもたちへのダンスワークショップなど様々な形で「ダンスが誰にとっても身近なもの」に感じてもらうためのアプローチに取り組んできた。そんな中で接してきた子どもたちへ伝えたい想いが、この物語には詰め込まれている。 NOPPOは「自分や相手のいいところも、わるいところもひっくるめて『楽しみながら』未来へ向かっていこう」とメッセージ。 「生きていく中で一度は絶対に人と人との関わり方で考えたり悩んだりすることありますよね。例えば、この人とは近くなりすぎて仲悪くなっちゃった、この人といるとなんか楽、なんでだろう?とか。そんな人との距離を四大元素で表したら楽しそうだと思いました。『火』と『風』で燃えあがっちゃったり。『土』と『水』でグニャグニャになったり。好き嫌いの反応は我慢しても絶対に出てくるもの。だけど自分や相手のいいところも、わるいところもひっくるめて『楽しみながら』未来へ向かってこう。と思いこのような内容になりました」 タイトルの『ちぐハグ』は、「ちぐはぐ=くいちがい」「ちぐ=出会う」「ハグ=HUG/抱きしめる」という、「自分とは違う価値観の人に出会っても、ハグするようにお互いが受け入れて、認め合って、愛情を持ちながら生きてけたらいいなぁ。という想いでつけました」と明かした。 NOPPOの想いを汲み取り、原作(タイトル:「もりのこえ」)を執筆したのは、2011年『婚前特急』で劇場映画脚本家デビューを果たし、14年『そこのみにて光り輝く』でキネマ旬報ベスト・テン脚本賞、ヨコハマ映画祭脚本賞を受賞した、脚本家の高田亮氏。子どもたちの保護者に、あるいは絵本を読んでくれた子どもたちが少し成長した頃にまた改めて読んでもらえたらと、絵本と原作本がセットになって発売される。絵本『ちぐハグ』と原作本『もりのこえ』セットで、価格は3000円(税別)。 絵本の出版にあわせて、NOPPO初となる個展の開催も決定。横浜市開港150周年事業として2009年にオープンした「象の鼻テラス」で、5月1日(水)~5月5日(日祝)の5日間開催される。