阪神・前川右京 止まらない!オープン戦二塁打12球団単独トップ6本 途中出場で即結果、開幕スタメンも「気負わず」
「オープン戦、オリックス5-2阪神」(24日、京セラドーム大阪) 開幕スタメン決定から一夜明けても、阪神・前川右京外野手のバットは止まらなかった。守備から途中出場して迎えた、七回1死の第1打席。エスピノーザが投じた初球の内角カットボールを強烈なライナーで右翼線に持っていく二塁打をマークした。「ちゃんと捉えられたので良かった」。油断することなく、結果を残した。 【写真】オープン戦最下位で終えた阪神 渋~い顔の岡田監督「関係ないわ」 さらに、九回1死一、二塁では吉田に追い込まれながら、フォークを芯で捉えた。岡田監督が「最後抜けたと思ったけどな」と言うほど、鋭い当たり。惜しくも中堅・渡部のグラブに収まったが好調ぶりは本物だ。 オープン戦は18試合に出場し、45打数14安打で打率.311。6本の二塁打は12球団単独トップの成績となった。「あまり長打を打とうとして打ってないですけど、自然に良くなってきてるかな」。長打が少ないというイメージも振り払った。 開幕戦が近づいても気持ちは変わらない。「143試合の1戦目でそれが全てじゃないと思う。そんなに気負わずに入っていけたら」。20歳の若虎はオープン戦と同じように自然体で臨む。