巨人・岡本和真が28歳バースデー一撃! 俺が4番打! セ・リーグ打点トップ並んだ
巨人は6月30日、広島12回戦(東京ドーム)に3-2で競り勝ち、3位に浮上した。この日、28歳の誕生日を迎えた岡本和真内野手が「4番・三塁」で先発出場し、一回に先制の適時打を放つ活躍を見せた。 【写真】岡本和真は一回に中前に先制適時打 やっぱり4番は岡本和だ! 一回2死三塁で迎えた第1打席。右翼席ではバースデーソングが演奏され、28歳の誕生日に拍手が送られる。先制の中前適時打を放ってファンの祝福にバットで応え、岡本和は冗談交じりに感謝した。 「ほんまは(曲が)流れる時は初球を打ったろうと思ったんですけど、今日は(打席へ)入る前に流れちゃった。1球目を打つ頃には終わっていたのでやられましたね(笑)。ありがとうございます」 フルカウントからの6球目に強烈なライナーを放ったが、ファウルゾーンにいた三走の丸を直撃。「痛そうでしたよ…」と苦笑い。しかし、8球目に広島・玉村のチェンジアップが高めに浮いたところを見逃さず、弾き返した。打点を40としてリーグトップのサンタナ、オスナ(ヤクルト)に並んだ。 4番の貫禄と意地を示した。29日の広島戦では四回と八回、得点圏に走者を置いた場面で2度凡退。阿部監督は同日の試合後、「本人もどうしていいか分からないんだろうけど、あそこで(流れが)切れてしまうことが多々ある。ちょっと考えようかなと思う」と岡本和の打順変更を示唆していたが、「考えながら1杯飲んで寝たんだけど、翌朝やっぱり4番だなと思った」。今季ここまで全試合で4番に起用していた岡本和に引き続き託した。前日の報道は岡本和本人の耳にも入っていたが、「別に何も思わなかった」と打席に集中。指揮官の期待に応えた。 チームは首位広島に2勝1敗で勝ち越し、貯金を1にして3位に浮上した。6月は9勝12敗1分と負け越す形となったが「7月、また頑張りたい」と岡本和。頼れる4番の快音とともに、夏の快進撃が始まる。(原田優介)