日比野菜緒、エース対決制し決勝大会進出…BJK杯・カザフスタン戦で3勝目
◆テニス 国別対抗戦ビリー・ジーン・キング(BJK)杯最終日 日本-カザフスタン(13日、東京・有明コロシアム) 女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング(BJK)杯予選日本-カザフスタン(東京・有明コロシアム)の最終日が13日行われ、日本が3勝目を挙げ、11月にスペインで開催される決勝大会進出を決めた。両国のエース同士の対戦となった第1試合で、世界ランキング79位の日比野菜緒=ブラス=が、過去2戦全敗で1セットも奪えなかった同50位のユリア・プチンツェワに6-4、3-6、7-6で勝ち、前日のシングルス2勝と合わせ日本は3勝目を挙げ、勝利を手にした。 勝利の瞬間、日比野はしゃがみ込み、涙があふれ、杉山監督とがっしりと抱き合った。「ありがとうございました。テニスどうこうより、皆さんのおかげで励まされた。自然と涙があふれた。昨日のなおみちゃんの試合を見てエネルギーをもらって頑張ろうと思った。すばらしい2日間だった」。 日比野は、緩急を交えたプレーで、相手のミスを引き出すことに成功。第1セット奪った。しかし、相手が巻き返し第2セットを落とすと、最終セットは一進一退の攻防。6オールのタイブレイクまでもつれ込み、日比野は2-6で4本連続のマッチポイントを握られた。 しかし、そこから日比野は声を振り絞り、地元の大声援を背に、ボールに食らいつき、5本連続でポイントを奪取。最後は驚異の大逆転で、日比野のフォアボレーが決まり、最終セットで突き放した。
報知新聞社