くわばたりえ涙流し批判、兵庫中2自死問題での学校対応に「なんでちゃんと動いてくれなかった」
お笑いコンビ、クワバタオハラくわばたりえ(48)が10日、ABCテレビ「newsおかえり」(月~金曜午後3時40分)に出演。 【写真】涙を拭うくわばたりえ 兵庫県相生市の中学2年の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、学校の対応を涙ながらに批判した。 男子生徒は21年、相生市立の中学に入学。直後からクラスで陰口を言われ、2年生になってからは「死ね」「うざい」などの暴言や殴る、蹴るといった暴力など直接的ないじめを受けていた。生徒は精神的に追い詰められ、23年3月、自宅で自ら命を絶った。 原因を調査してきた第三者委員会は8日、報告書を公表し、少なくとも36件のいじめ行為があったと認定した。学校側がいじめ行為を認識しながら何ら対応せず、生徒が自死に至ったのはいじめが主たる要因と結論付けた。 くわばたは、男子生徒と母親が担任にいじめ被害を報告した際、学校側が「いじめ対応チーム」の会合を一度も開かなかったことについて「なんでちゃんと動いてくれなかったんですか。自殺に追い込んだのは学校の大人たちじゃないですか」と涙ながらに批判した。 自身も3児の母としてSNSで発信しており、「こういう話題が出たときに、『うちの子もいじめられてます』ってなんねんけど、まったく学校って動かないんですよ。教育委員会に言わないと動いてくれない。子供が命落とさないと、ニュースで取り上げないとこういうことって表に出てこないけど、こんなのいっぱい全国にある」と主張。 その上で、「36件のいじめを確認しました。そんなんいらんねん。見たらわかるやん。こんなん。何を1個1個、1年かけて確認するの?これから、いじめがなくなることを話し合ってほしい」と訴えていた。